足場代は外壁塗装費用の中でも大きな割合を占める
外壁塗装の見積もりの中で、足場の設置・解体費用は工事費全体の1〜2割程度を占めることが多いとされています。この足場は屋根塗装でも同じように必要になるため、別々のタイミングで工事を行うと、足場代を2回分支払うことになってしまいます。
同時施工のメリット
- 足場代が1回分で済む:外壁と屋根を別々に発注する場合と比べて、総額を抑えやすい
- 工事期間全体が短縮できる:足場の設置・解体の手間が1回にまとまるため、生活への影響(音・養生シートなど)が短期間で済む
- 劣化のタイミングが近いことが多い:外壁と屋根は同時期に建てられ、同じように紫外線・風雨にさらされているため、劣化の進行度も近くなりやすい
同時施工を検討する際の注意点
屋根と外壁で使う塗料の種類・グレードは異なるため、「外壁は高耐久塗料、屋根はより耐候性の高い塗料」など、部位ごとに適した塗料を選ぶ必要があります。同時施工だからといって同じ塗料で済ませようとすると、屋根の劣化が早まることもあるため注意が必要です。
屋根の状態によっては「塗装」ではなく「葺き替え・カバー工法」が必要なことも
屋根材の劣化が進んでいる場合、塗装では対応しきれず葺き替えやカバー工法(既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる工法)が必要になることがあります。この場合は塗装よりも費用が大きく変わるため、事前の点検で屋根の状態を正確に把握しておくことが重要です。
あえて時期をずらすべきケース
外壁と屋根の劣化度合いに大きな差がある場合(例:屋根は葺き替えたばかりだが外壁は10年以上経過している場合など)は、無理に同時施工にこだわらず、劣化が進んでいる部位を優先して対応するほうが合理的です。足場代の節約だけを目的に、まだ傷んでいない部位まで塗り替える必要はありません。
まとめ
外壁と屋根の劣化時期が近い場合、同時施工にすることで足場代の重複を避け、総費用や工事期間を抑えられる可能性があります。ただし塗料の選定は部位ごとに適したものを選び、屋根の状態次第では塗装以外の工法が必要になることもあるため、事前の点検結果をもとに判断することが大切です。